指輪物語の映画化の成功を受けて名作と言われて久しい古典児童文学の
映画化が続く。その流れを受け、ナルニア国も気高きライオンもいよいよ
映像化されたわけだ。
今回映画化された第1章、今の技術をもってすれば映画化は決して難しく
ない内容・物語だと思う。素直に一つずつ映像化していけばそれでちょうど
映画一本ができあがりそうなお話なのだ。だからこそ今回の映画化はそれほど
期待してはいなかった。この箇所をどう表現するのだろう?あるいは、この
キャラクターをどう描くのだろう?という期待にワクワクする、ということが
なかったわけだ。期待していなかった分、観た感想は「普通」という感じかな。
非難するほど悪い箇所もないが、あえて誉める部分もない。壮大な全7部作の
予告編、ぐらいに位置づけておけば、そんなものかと思えるほどの出来という
ところか。
指輪物語に引きずられてだろう、リアルな方に傾いている気がする物語は、
もっとファンタジーよりにした方がいいと思うし、アスランのキャラクターは
もっと挑戦して欲しかったと思うが、タムナスさんとビーバー夫婦はいい味を
出していてよかったと思うし、青空を自由に飛び回るグリフォンは素晴らしい。
ファンタジーが好きな人、全7部を観ようというつきあいのいい人、
どんな映像化がやってきてもびくともしないほどのナルニアファンの人は
観ておかなければならない作品だろうが、それ以外の人には強くおすすめは
しない、かな。
70点。わたしはナルニアの果てを映像化してくれるなら、それまでは
付き合うつもりです(笑)。
(06.03.13 鑑賞)
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