映画「ハルク」を鑑賞。ハルクとは純粋な力、 それも世界中に比肩するものの
ないくらいすさまじい力の顕現、というのが私の理解だ。その力は悪意も善意も
持っていない。指向性を持たないただの「力」、それがハルクである。そういう
意味で映画としてどうやって落着させるのか、とても興味があった。ハルクは負
け得ないし、まして死ぬなんてことはあり得ない。かといって正義の味方である
わけでもないのでハルクが勝ってめでたしめでたし、とはなり得ない。さてどう
するのかと、そこに興味を持って観に行ったのだが、やはりそうするしかないか、
といった終わり方だった。それしかないか、やはり(笑)。映画の内容の方は少し
冗長かな。ハルクが登場するまでがとにかく長いし、出てきてからも少しもたも
たした感じがある。ハルクの破壊のカタルシスも物足りない。ビルの一つや二つ
破壊してもらわないと(笑)。人間ドラマの方に主眼を置きたいのはよくわかるが、
どうも2人の父親のキャラクターがわかりにくいし、事故の時に主人公がかばう
もう1人の科学者が、それ以降ぱったりと姿を見せないのもどうかなと思うし。
ハルクのCGはコマーシャルで見るほどの違和感はなく、なかなか良くできてい
たと思う。ハルクが飛んでいくシーンは爽快感に溢れ、私の一番のお気に入りの
シーンかな。テレビシリーズでハルクを演じていた人と原作者が同じシーンにカ
メオ出演しているらしい。気付かなかったけど(笑)。ギリギリ合格点の70点。
(03.08.18 鑑賞)
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